ほうき星を追いかけて

星のこととか、日々感じたこととか、いろいろ。

【西洋占星術】不安定な月は本当に不必要なのか


みんなで考えてみよう(責任放棄)


お久しぶりです。わかばです。

ちょっと間が空いてしまいましたね。裏で鑑定文をポチポチ打っていました(ご依頼いただきありがとうございます♡)。ちょっとした小説くらいの出来になってしまい、泣く泣く削っていたあのコロ。でございます。もはや意味不明。

本題に入る前にお知らせをば。お客様にはお伝えしましたが、現在うちのWordちゃん(PowerPointExcelも)がストを起こしています。そのため、代打として鑑定書をグーグルスライドで作成しておりますが、内容に違いはありませんのでご安心ください。ただ枚数が増えているだけです。

さて、今日は月について話しましょうか。「また月かよ。秋月ったらしつこいわ」と思われた方もいらっしゃるかと思います。この天体については、ねちっこく話題にし続けてきましたからね。月の欠損説についても足りない頭をひねって、私なりに結論を出しております。

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にも関わらず、書きたがるのはなぜなのか。月の有害さが話題にされつつあるからです。

月の欠点をいち早く指摘したのがマドモアゼル愛先生であり(松村潔先生も書籍で似たようなことを書かれています)、先生が唱えた「月の欠損説」はかなり反響を起こしました。が、それはあくまで西洋占星術界隈だけでのお話。他の占術を学んでいらっしゃる方々にはそこまで広がらなかった……。と私自身は記憶しております。

ところが最近になって、月に言及される方が増えてきている様子。その内容もまた過激で、愛先生の主張が「月は死の星だけど不完全さを教えてくれるよ」だとしたら、「月は悪魔!月をありがたがるのは悪魔崇拝と同じ!即刻占い師は月を省いた占術を展開せよ(?)」くらいの温度差があります。これはいかがなものか。

中には、

「人間は月に支配されているから基本的に邪悪だ。女はより邪悪。生理なんて悪魔が生み出したものとしか思えない。生理中の女には気をつけた方がいい」

なんてことをのたまう方もいらっしゃってね。

……おめぇさん、もしかして江戸時代の人かい?もしくは中世からタイムスリップしてきた占星術家だったりします?

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占い界の需要を支えているのは女性なのに、なぜそのようなことを言っちゃうのかね。さすがにこれは批判せざるをえませんよ。自分を産んでくださったお母様に対しても同じことが言えるのかと、意地悪く問うてみたいところです。

まあ、生理を迎えている女性たちの中には、ヴラド三世よろしく「オマエも血祭りね☆」なタイプもいますから、怖がる気持ちも分からなくはないですけど。にしても悪魔って。そんなに否定しなくてもいいじゃない。

太陽の光を反射して輝く星。他人任せの月は確かに狡猾な存在かもしれません。

だけどね、人間らしさを表している貴重な天体でもあるんですよ。ホルモンバランスが崩れにくい男性でも、ずっと一定の調子を保つことはできないでしょう。我々は波のように変化する生き物なのです。ついでに脆くもある。
土星とセットで挙げられるのはそのせいです。私たちの肉体には制限があり、限界があります)

その弱さから目を背け、自分たちから乖離した悪のようにつつくのはどうなのかなと個人的には思うわけです。いや、ほんとに月の概念が無かったら死んじゃうよ。常に輝いていなきゃならないもの。

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月が消えてしまうのならば話は別ですけどね。その辺は↑の記事でも書いています。

本当に消えたわけでもないのに、事実上消えたものとして扱うのには限界があると思います。いつかは解き放たれるかもしれませんね。徐々に地球から離れていっているらしいですから。でも、気が遠くなるほど先の話です。その時に人類が地球上に住んでいるとは限りません。

とまあ、今までに書いてきたことを再度こすったような記事に仕上がりましたが(笑)、ホロスコープが読める方はぜひ一緒に考えてみてほしいのです。本当に月は不要な天体なのか。不要ならばなぜそこにいるのか。西洋占星術の道を切り開いてきた先人たちは、なぜ月を吉星として扱ったのか。

例え不穏な意味合いを持っていたとしても、私たちにとって必要な天体だからそこにあるのではないか。私はそう思っています。


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