ほうき星を追いかけて

星のこととか、日々感じたこととか、いろいろ。

【西洋占星術】いま一度、月について考えてみた 前編

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月は自然のサイクルそのもの

※いつも以上にスピリチュアル寄りな内容になっています。苦手な方はブラウザバックしてください。

やっと星について書こうという気になりましたので、筆をとった次第です。

私は月に対して強い思い入れがあり、そのため他の天体よりも取り上げる機会が多いのですが、

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先日もそのことについて考えていたんですね。

未だに話題になることが多い「月の欠損」説ですが、前々から申し上げている通り、私はどちらかというと賛成派です。欠けているとまではいかないけれど、未熟な天体だと思う。そこらへんについては上の記事でも述べていますので、ぜひご一読ください。

さて、本題へ入ると長くなりそうなので、先に結論から書いておきますね。私は、月は人にとって必要不可欠な天体だと判断しました

「なに当たり前なことを言ってんの? 」……そう思った方。少しだけ時間を下さいな。ちゃんと説明しますから。

繰り返しになりますが、私はマドモアゼル愛先生の「月の欠損」説を支持しています。愛先生は、月は「不完全な存在」として必要な天体だとブログや書籍に書かれていました。人が幼いうちは世界を彩るが、成長するにつれ偽物の光でおびき寄せ、惑わせる……。いわば罠のような役割を果たすのが月であると。

私も似たような意味で必要だと思っていました。月は欲求を表す天体。これがなければ、太陽への道は開けません。欠乏があるからこそ、人は動こうとするからです。

ただ、ご存じの通り月は満ち欠けを繰り返します。安定しない天体に力を注ぎこんでもくたびれるだけ。欲求はとどまることを知りません。ですから、月に目を向け続けるのは賢明ではない。そう結論づけていました。

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再び考えるきっかけを作ってくれたのは、「魔女の手引き(ルーシー・キャベンディッシュ著)」という本です。こちらで簡単な感想を書きました。

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その中に、聖水を用意しようという項目があったんですね。

本来なら、聖水は教会で手に入るもの。塩の入ったお水に、牧師さんたちが祈りを捧げることによって完成します。キリスト教徒ではない人間からしてみれば、縁遠いものですよね。

そういった方へ向けて、著者は「月の光を浴びて浄化した」水を使うように勧めていました。ここで、疑問が湧いたのです。「なぜ月の光を使うのだろう? 」と。

月光を浴びた水……。スピリチュアル系のサイトではよく見かけます。反対に、日の光を浴びた水というものは聞いたことがない。不思議ではありませんか。太陽は常に照り輝いているのに。

月は太陽の光を反射しています。愛先生が言うところの、「イミテーションの光」ですね。元は太陽から発されているのだから、聖水が欲しければ太陽の下へ水を置けばいい話なんですよ。なのに、そうしない。不完全な月が満ちるのを待っている。

なぜ?

月自体に浄化の意味がない……わけではないけれど、それが専門かと問われれば、正直「? 」です。浄化はどちらかというと、海王星の得意分野ですね。それか、魚座の副支配星である木星か。最も近いのはキロンでしょう。

月が起こすことができるのは、癒しです。それも前向きなものではなく、極めて内向的なもの。おまけに不安定。どうしてそのような天体のエネルギーを利用するのでしょうか。ヒントは、他のページに書いてありました。

魔女のみなさんは、月の満ち欠けによって行う魔術の種類を変えます。例えば、新月なら自分と向き合う魔術、三日月なら始まりをサポートするようなおまじないなど、一定のリズムに沿って生活を送っています。

そこの説明を読んで、私はやっと思い出したのです。そういえば、月の動きってバイオリズムに近いなと。

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※バイオリズムは疑似科学だと言われています。念のため。

まあ近いっていうよりは、むしろ月の方が人のバイオリズムを支配しているのでしょうけどね。女性の方でしたら、より体感しやすいと思います。月経でも満月派と新月派があるくらいですから。出産にも関わっていたりします。

魔女が月の光に当てた水を使うのは、ここからきているのではないかと。彼女たちの考え方だと、月は満ちるにつれパワーが強くなります。そのエネルギーを取りこんだお水を使うことで、魔術をスムーズに行えるようにしているのではないかと考えました。

「は? 」って思った方、いらっしゃいますよね。言葉で説明するのって難しいな。ええと、つまりこういうことなんです。

人々が太陽光ではなく月光を使うのは、月が自然のサイクルを表している(司っている)から。

光の量は関係ないんです。太陽の光を、月という媒体を通すことによって意味が生まれてくる。太陽にはなかった「リズム」が、月には存在しているんです。そして、そのリズムは我々にとって、ものすごく自然なもの。

ここで私は思いました。「月は死の星であると散々言い続けてきたけど、そのサイクルに従うことって、かなり自然なことなのでは? 」と。

その考えが元で、月は必要な天体であるという結論に至るわけですが……。これ以上書くと、私のクルミ大の脳みそが爆発しそうなので、ここで切りたいと思います。続きはまた後日にでも。

あ。私、これでも占い師なので、占いやってます。「自分の強みって何?知りたーい! 」という方はどうぞ。ピッコとチューラもいるからね。

wakaba-star.stores.jp

それでは、いい夜を。
慣れないことをすると、眠たくなりますね。



追記

今日は3月11日です。あの震災から11年。時が経つのは早いですね。

当時12歳、小学校の卒業式を間近に迎えていた私は、震えながらニュースを見ていました。大人になった今、私にできることは備えを欠かさないことです。このような時だからこそ、「いつも通り」を心がけて過ごしたいと思います。

被災された方へ、祈りをこめて。