ただの日記です
シャインマスカットをつまみながらキーボードをポチポチ打っているわかばです。こんばんは。
幼き頃より長きに渡って髪を切って下さっていた美容師さんが、この度修行を終えて自分のお店を構えるとの一報を聞き。大学時代の友人を訪ねるついでに、足を運んでみました。
思い出話をしながらできあがった髪型は、案の定ショート。いつも短めのスタイルを勧めて下さる方だったけど、ここまで切ったのは初めてです。鏡を見る限り、衝突事故を起こしているわけでもなさそうだったので、任せっぱなしにしていたらそうなりました。さよなら、苦楽を共に生きた髪よ。
私はヘップバーンとなって旅立つ……!
(※オードリーの方です。髪型だけ)
「この後どこかに行くんでしょ? 」
「あ、地元で花火大会があるみたいなので、ちょっと顔を出してみようかなと思ってます」
「それがいいよ。友だちを驚かせてやりな。すごく大人っぽくなったから、みんなびっくりすると思う。ついでだから、メイクも整えてあげるよ。赤リップ持ってる? 」
……というわけで、いそいそと会いに行きましたよ。祖父母のもとへ。
ブログで度々触れている祖父母(主に父方。この場合の父は、私が生まれる原因となった方を指す)ですが、実は疎遠になっていたんです。立て続けに事件が起こったのもあってーー。今思えば、まったく祖父母は悪くないのですがーー。私が一方的に会うのを避けていました。
単純に嫌って、というよりは愛しているがゆえの怒りですね。大好きだからこそ、簡単には許せないような暗い悲しみの感情が心の中にあったのです。
だけど、おばあ様をはじめ様々な方と関わることによって、怒りよりも会いたいという気持ちの方が徐々に大きくなってゆき。不思議なことに、おばあ様が微笑むたびに祖父母の顔が脳裏にちらつくんです。同世代の方だからでしょうか。
そういった経緯があり、すっかり印象も変えたところでいざ出陣!とばかりに祖父母の家を突撃したのですが、開幕早々出迎えてくれた祖母の涙にやられましてね。
いわく、「もう二度と会えないかと思った」と。隣を見れば、家族の前では一切涙を流すことのなかった祖父も目頭を押さえています。記憶していたよりも若干小さくなったその姿を見た時に、
ああ、私はつまらない意地を張っていたんだな
と心の底から思いました。
おのれのちっちゃなプライドに傷が入ったというだけで、こんなに愛情深い人たちを悲しませていたとは本当に情けない限りです。とはいえ、祖父母が健在だったのは素直に嬉しかったですね。年齢を考えれば、もう先は長くないのは確かですから。言い方は悪いですが、間に合ってよかったなと。
その後、多忙極まりない一人目の父が顔を覗かせるなどのささやかなミラクルが起き。祖父母の家で一泊したあと、地元の花火大会に参加しました。控えめに言って幸せな土日でしたね。数年ぶりにぶどうあめを堪能できましたし。
この文章をお読みになっているあなたが、もし誰かに会いたいと思っているのなら、ためらいなく行動に移してください。気がついた時には後の祭りだったということを避けるためにも。
思い立ったが吉日、ですよ。