ほうき星を追いかけて

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バーテックスとアンチバーテックス

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集団から押しつけられた使命。

こんばんは、わかばです。
一昨日のことになりますが、ささやかな閲覧数しかないこのブログに、大勢の方がお越しになったようで。どの記事が目に留まったのだろうと調べてみると、これといって普段と変わりがない様子。
はて、どなたがいらっしゃったのでしょうか。宇宙人?w
(昨日の流れをまだ引きずっています)

さて、今日はVt(バーテックス)とAvt(アンチバーテックス)についてです。この二つ、天体ではない感受点というものですが、なかなかに重要な役どころを担っているのですよ。

こちらのサイトで出すことができます。
www.astro.com

必要なデータを記入したあと、その他のオブジェクトからバーテックス(Vertex)を選んでください。アンチバーテックスは表示されませんが、向かい側の同じ度数がそれに当たります。

ちなみに、バーテックスは「集団から押しつけられたことで生じる環境との関わり方」、
アンチバーテックスは「集団から押しつけられる使命」を表しています。

押しつけられた、って、また嫌な表現ですが。(笑)
大人数が苦手な私としては、集団というワードにも鳥肌が立ちます。少し分かりにくいですが、要は「人と関わる上での自分の在り方」のことを言っているのですね。どちらかというと、希望というよりは強制の意味合いが強いです。人と関わってきた経験から、自分はどう振る舞うべきなのかを教えてくれるポイントです。

読み方として、日本生まれだと大体が右半分に表示されるので、ハウスは加味しないという方が多いようです。そのため、サビアンシンボルや天体との絡みを中心に読んでいきます。今日のサンプルはこちら↓

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https://freehorocharts.com/

勝手に誰かのホロスコープを読みました、ということがないように、住所、生年月日、出生時間などはランダムに選んでいます。「私のネイタルと似ているんだけど」という方はごめんなさい。あなたのプライバシーを侵すものではないので、ご安心ください。
(あなたが誰かに言いふらした場合は別です。その場合は自己責任ですので、予めご了承くださいませ)

この方のバーテックスは乙女座にあります。度数は28度。サビアンシンボルを読むのなら、繰り上げで29度になります。「涙の度数」ですね。
サビアンシンボルの読み方については、こちらで書いています。

wakaba-star26.hatenablog.com

乙女座のキーワードは、「I analyze(私は分析する)」です。
そのことから、こつこつと何かを調整したり、調査をしたり、物事を綿密に組み立てることが、環境と調和していく上で大切だということになります。ハウスの意味をつけ加えるとしたら、バーテックスは七室にありますから、その細やかさは特に対人関係において発揮されます。

イメージとしては、組織の中のサブリーダー、補佐役のような立場でしょうか。乙女座は秘書の星座でもありますから、人と人の間に入るのが得意です。今回はバーテックスですから、入らざるを得ないといった方が正しいですね。

天体との絡みに目立ったところはありませんが、注目すべきなのが、ディセンダント(Dsc)に合しているという点です。そうなれば必然的に、アンチバーテックスはアセンダント(Asc)にかかっているということですから、やはり対人関係が大きな鍵になります。

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ここでバーテックスとアンチバーテックス、両方のサビアンを読んでみましょう。

バーテックス(集団から押しつけられたことで生じる環境との関わり方)
乙女座29度 「読んでいる書類から秘密の知識を得る男」

アンチバーテックス(集団から押しつけられる使命)
魚座29度  「プリズム」

先ほども書きましたが、29度は「涙の度数」です。次の星座へ向かうためには、今いる星座の感覚を吐き出さなければなりません。30度は全てを受けとめた上で、溜めていた力を発揮しますが、29度にはまだためらいが残っています。その葛藤が、「涙の度数」と呼ばれる所以となっているのです。

プリズムは、光を分散させたり、屈折させたりするための透明な物体のことをいいます。(雑っ) 科学や物理の実験などで使われていますね。メジャーなのが、三角柱の形をとったものではないでしょうか。

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光を曲げたり、散らしたり、七色の虹を出現させたり……。この生まれの人を通して、関わった方たちは何を見るのでしょう。
このことから、誰に対しても合わせることができる。本音を隠した上で、相手にとって適切な態度をとる……。人に対してそのような自分であることが、集団から押しつけられた使命ということになります。
(うまく伝わっているかな。言語化が難しいです。自分の語彙力の低さよ)

1室のほとんどを牡羊座が占めていますので、自分の考えはちゃんと持っているのですよ。ただ、出さないだけです。出せないといった方がいいでしょうか。1室の牡羊座と7室の天秤座がインターセプトになっていますので、自分と他人との距離の取り方に苦労なさるかもしれません。

それはバーテックスのサビアンにも表れていて、書類から秘密の知識を得るということは、目の前の情報から、想像力を働かせていますよね。それが人間関係だと、察する力になります。相手の態度から、まだ見えていないことまで予測して立ち回る。行き過ぎると、「深読み」の状態になります。

もの分かりのいい人を演じているがために、察する力が必要だった。周囲との関わりで、そうならざるを得なかった。

それが、このネイタルのバーテックスから分かることです。


はい、以上でバーテックス、アンチバーテックスの読み方については終わりになります。なんとなくでいいから、流れが伝わってくれるとありがたいなと思います。興味のないところは読み飛ばしてくださいね。

ポイントとしては、全体を見ることです。
今回は分かりやすいように、バーテックスとアンチバーテックス付近しか読みませんでしたが、これに天体が関わってくると読み方が違ってきます。強制的な意味合いの強い感受点ですが、使い方によっては魅力にもなりますので、ぜひご自身のホロスコープで確認してみてください。
(この文句、前にも使ったようなw)

それにしても、知らない方のネイタルを読むのは面白いですね。どんどんと引きこまれていきます。


鑑定はこちらから↓
wakaba-star26.hatenablog.com