ほうき星を追いかけて

星のこととか、日々感じたこととか、いろいろ。

ポジティブな人はポジティブに。ネガティブな人はネガティブに。

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みんな違ってみんないい


こんばんは。

私は根っからのネガティブ人間でして、まだ起こってもいない惨事を想像して不安がるのが得意です。でも、この癖を悪いと思ったことは一度もないんですよね。本能としてごく自然に備わっている機能だと思っているから。

ですから、向こうのビジネス的な考え方をそのまま丸飲みにしたような自己啓発は苦手です。欧米が嫌いだというわけではありません。ただ、私には合わないだけです。

実際、あのアッパーな考え方に馴染める人って、どれくらいいらっしゃるのでしょうね。(全体的に見て)日本人の気質には合わない気がするんだけどな。どうしたって、控えめに生きようとしてしまうのが我々ではないですか。

それをいきなり、「ポジティブに生きよう!自分に自信を持とう! 」って、すんなり変わることができるのかしら。

ポジティブな人は魅力的です。だけど、みんながみんなそうである必要はないと思う。ポジティブとネガティブ、双方に長所と短所がありますしね。もちろん、どちらにも振り切っていない「中庸」の方もいらっしゃることでしょう。

自己啓発系の本を読んでいて思うのは、自信ってすぐに持てるものではないよね、ということです。まるで取り外し可能なパーツのように語られていることが多いですが、自分の意思でどうこうできるものではありません。持つことができない原因が分かっていたとしてもです。

「そっか。私が自信を持てないのは、育ってきた環境が悪かったからか。気付くことができたから、これからはバラ色の人生が待ってるぞ。自信爆発☆ 」

こうはならない。

本や映画でならありえる話でしょうが、現実でこんな風に切り替えることができる人は滅多にいないと思います。それこそ、超ポジティブな素質を持っている方なら可能かもしれませんけどね。あるいは、セミナーズハイか。

結局のところ、ビジネスにしろ、人生にしろ、自分にとっての成功なんて自分自身にしか分からないのだから、独自のやり方で進んでいくしかないんです。だったら、ないものねだりをするよりも、手元にあるものを使っていった方が楽じゃありませんか。例えそれが、他人と比べてちっぽけな物だったとしても。

……と、ネガティブをポジティブに捉えている私なんかは思ってしまうわけです。ある種の開き直りに近い。(笑)

ただね、内向的な人間が、外向的な人間の真似をするのってけっこう辛いですよ。体験済みだから分かるのです。「思い立ったら即行動! 」を学生時代に実行しましたが、まあ得たものは少なかった。私には石橋を叩いて渡るスタイルの方が合っているようです。

こちらをお読みになっているあなたも、ぜひ自分自身を見つめ直してみてくださいね。あなたの中には、まだ見ぬ原石が眠っているのかもしれませんから。


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