ほうき星を追いかけて

星のこととか、日々感じたこととか、いろいろ。

【占いメモ】私が月にこだわる理由

こんばんは、わかばです。

気がつけば12月ですね。もうクリスマスの季節ですよ。ところで、私の秋はどこに行った?実りの秋と言いますが、芯から冷える日もあれば小春日和の日もあるわで、それらしい日は一つもなかったように思います。冬が来る前から体調を崩しそうでした。

心残りがあるとすれば、サンマを食べることができなかったことですね。いつの間にあんな高級魚になってしまったのでしょう。母が離婚したばかりのころ、「秋が来たけど財布がすっからかん、そんな時はサンマを食べるといいよ。貧乏人の味方だからね」と笑って言っていたぐらいなのに。松茸のように、時が経つにつれ貴重なものになっていくのでしょうか。

ちなみにワタクシは椎茸派です。煮ても焼いても、カリっと揚げても美味しい。
(香り松茸、味椎茸)

さて、いつも通り長ったらしい雑談をしたところで、本題の雑談に入ります。例によって例のごとく、月についてですね。このブログを訪問して下さっている方の中には「もう飽きた」と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

占星術家の皆様がおっしゃっている通り、月と太陽ならば優先度は確実に太陽の方が上です。ヤツは自ら発光しているのでね。太陽を活かして生きるのとそうでないのとでは雲泥の差があります。太陽は人生の指針と言ってもいい。

それでもなお月について書き続けるのは、月が最も人間らしさを表している天体だからです。すなわち、「不安定、不完全、限界」ですね。輝けているのは太陽の力を借りているからだし、お顔もコロコロと変わります。豊穣や母親を表すシンボルとして使われていますが、ホロスコープ的にはとてもじゃないけど生産的とは言えません。司っている年齢域も0~7歳と、まだまだ未熟な年頃です。

私はね、この月の弱さが愛おしいんですよ。無意識か、普段の自分かーー。読む人によって解釈は違うのでしょうが、私にとって月は弱さや脆さの象徴です。壊れやすい人間の肉体、あるいは人間そのものでもある。
(そういえば、体の部位を表す漢字にはにくづき、月が入っていますね)

よく「これからは太陽の時代だ」というようなことが囁かれていますけれども、個人的には物足りないような気がいたします。せっかく風の時代になったのだから、ライツの両方を大事にしてほしいです。これからの人類には、自らの欠点や弱さ(=月)を受け入れて、人生(=太陽)を輝かせて頂きたい。

スターの力を借りてライツに仲直りしてもらうんですって。素敵ね。

占星術的にはもう水瓶座の時代に突入しております。この在り方を体現するだけの土壌はすでに整いつつあるはず。ホロスコープを読まれる方は承知のことと思いますが、しばしば太陽は父性、月は母性を司っていると言われます。火星の男性性と金星の女性性をより成熟させた姿ですね。

水瓶座は自由と博愛の星座、支配星である天王星ジェンダーフリーの天体です。つまり両方を受け入れるだけの度量があるということ。

『美少女戦士 セーラームーン』シリーズをご存知の方、セーラーウラヌスを思い出して下さい。天王はるかさんはあらゆる枠を超えていますよね?たしか原作の設定だと、彼女/彼は男性にも女性にもなれる体質をお持ちだったはずです。興味深いことに、作中に登場するスターライツと呼ばれるセーラー戦士たちも似たような設定を与えられていました。



ですから、これからの時代を生きていく人たちにはライツの両方を受け入れて頂きたいのです。時代の流れを見るかぎり、その素質も十分にお持ちだと思う。

限られた視野の中で受け身に徹する(月のみの世界)のではなく、また弱さを切り捨てた姿(太陽のみの世界)で燃え尽きるのではなく、不完全なままの自分で自己表現ができるように。二つ揃ってのライツなのです。いたずらに月と太陽を対立させる必要はありません。

とはいえ、月を未熟で厄介な天体と取るか、自らの可能性に気付かせてくれる天体と取るか。それは個人の自由です。私なら後者を選ぶというだけのこと。邪魔者として扱うよりはその働きを個性として受け取った方が、太陽も輝きやすいと思いますから。

さて、あなたは月をどのように利用していきますか。