ほうき星を追いかけて

星のこととか、日々感じたこととか、いろいろ。

7室土星はいうほど最悪ではない

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土星を怖がりすぎていませんか。

おはようございます、わかばです。
今日は久しぶりに、西洋占星術ネタといきましょうか。皆さん大好き、土星について書いていきたいと思います。

土星ねえ。苦手なんですよねえ。
土星が好き」という方がたまーにいらっしゃいますが、すごいなと思います。努力を評価してくれるとはいえ、やっぱりしんどいじゃないですか。土星さんの厳しさって、重苦しいんだもの。根っからのぐーたら人間にとっては、きつい天体ですわ。

さて、土星が入っているハウスで、話題にされやすいのが2、6、7、10室です。
非常に分かりやすいラインナップですね。2室は財産や個人の稼ぐ力、6室は労働環境、10室は肩書や地位を表しています。
仕事は現代人にとってかなり重要なテーマですから、注目を集めやすいのでしょう。

では、7室土星はどうでしょう。
西洋占星術を少しかじっている方なら、真っ先に「結婚」の文字が浮かぶのではないでしょうか。
7室は対人関係や契約を表しているハウスです。そこに土星が入ってくるということは、それらに制限がかかってしまいます。ですから、晩婚になりやすいと言われているんですね。独身に多い配置だとも言われています。

たまに、結婚生活で苦労をするという考えを聞くこともありますが、私はそうは思いませんね。
結婚生活がどうなるのかを読みたいのなら、8室に目を向けた方がいいと思います。契約を続ける、という観点から見れば、7室も結婚生活を表しているのかもしれませんが。

では、なぜ晩婚、独身になりやすいのか。
簡単にいえば人見知りだからです。

ここで、ホロスコープの構造を思い浮かべてみましょう。1室で自分を知り、4室で育ち、7室で外に出る。いわば、初めて目にするのが7室の世界なんです。6室はその準備段階だと思ってください。
それまで、自分の世界だけで遊んでいた子どもが、社交界デビューを果たすのです。当然、大人(世界)との関わり方なんて、分かるはずがないですよね。

木星なら、そんな子に合う人たちを連れてきてくれます。
金星なら、その子の個性を好意的に認めるでしょう。

しかし、我らが土星先生はひと味違います。

「どうして、あなたは挨拶すらできないの?」

と、その子をたしなめるのですね。

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7室は他人との関わりを表しているハウスです。ですから、そこでやっていくには、ある程度の常識が必要とされるわけです。

「このままのあなたではいけませんよ。きちんと、礼儀作法を学んでから来てくださいね」
そう土星さんはおっしゃっているわけです。
どせいさんはmother)

しかし、対するこちらは子ども。なぜ叱られたのか、まったくもって理解できません。
そこに、強烈な土星ビンタを喰らってごらんなさい。ほら、人のことなんてすぐに嫌いになるでしょう。(笑)

7室に土星がある方に晩婚傾向が多いのは、外の世界に対する抵抗があるからなんですね。


しかしこの土星、ただただ不吉な星ではないのが面白いところです。苦手を克服しようと頑張ったり、努力をした人には、それなりのギフトを贈ってくださります。

ですから、7室に土星があるからといって、結婚を諦める必要はないですよ。行動さえすれば、ちゃんと報われます。7室土星持ちで、20代で結婚された方なんてたくさんいらっしゃいますから。逆に、いいハウスをお持ちだったとしても、独身を貫かれる方もいらっしゃいます。

要は本人の意思が大事なんですよね。占い師に宣告されたからといって、落ちこまないでくださいね。

土星についてですが、ハードなアスペクトが無かったり、ライツにかかったりしていなければ、まだ恩恵は受け取りやすいです。
単なる人見知りか、年上の人に可愛がられるか。そういった形で出ることが多いですね。

では、上記に述べた通りのホロスコープを持っていたら、どうなるのか。
長くなりそうなので、続きは明日にでも書こうと思います。


追記:土星は乗り越えれない試練は課さないといいますが、本人から見ると、その仕打ちは理不尽であることが多いです(例:いじめの被害者になるなど)。

その経験から、7室土星持ちの人は「敵を作らないと安心できない状況」を自ら作り出している場合があります。どこへ行っても馴染めないという方は、一度自分の心の癖と向き合った方がいいのかもしれません。


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wakaba-star26.hatenablog.com

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