ほうき星を追いかけて

星のこととか、日々感じたこととか、いろいろ。

【西洋占星術】自分を抑圧する限り、太陽は影になって現れる


嫌いな人は貴重な存在


こんばんは、わかばです。

今日は久しぶりに、西洋占星術ネタといきましょう。皆さまは、今までの人生で「こいつ、嫌いだわ」と思うような人間に出くわしたことはありますか?

まあ、普通だったらありますよね。どれだけ穏やかな方でも、一人、二人は苦手だった人がいるのではないかと思います。

思い出すだけでもむかつくあの人、殺意が湧く相手。できればこのまま忘れ去ってしまいたいところですが……。その人はもしかしたら、あなたを輝かせるために登場してくれたのかもしれません。

昔、友人と遊んでいた時のことです。滅多に人の悪口を言わない彼女が、毒を吐いたことがありましてね。
いわく、

「○○はだめだと思う。みんなにいい顔をするし、態度はハッキリしてないし。私、ああいうタイプ苦手だな。あんな様子じゃ、誰でもいいんだろうって思われても仕方がないと思うよ」

と。それを聞いた私は、「それ、あんたやがな」と思いました。彼女が嫌っているその人の特徴が、彼女自身にも当てはまっていたのです。本人はまったく気付いていなくて、むしろ、自分のことを「好き嫌いがはっきりしていて、狭い交友関係を好む」人間だと思いこんでいました。

これは興味深いな、と。嫌いという感情は異なる者に対してではなく、自分に近い者に対して湧き上がってくるのかもしれない(愛の反対は無関心であるとも言うし)。そう思った私は、自分の人生を振り返ってみることにしました。

すると、見事に自分と同じ特徴を持った方を嫌いになっていたんです(笑)

同じというより「裏目」に出た、といった方が正しいでしょうか。

例えば「細かなことに気付いて、物事を調整するのが得意な人」なら、「小さなことをねちねち批判する嫌なやつ」といったように。長所が短所にひっくり返った、自分の影のような存在を疎ましく思っていたんですね。

で、そういった方と出会った時の自分はどうだったのかというと、自分らしさを抑えようとしていた、もしくは抑えて見ないようにしていたのです。

自分らしさは、西洋占星術でいうところの太陽に当たります(月は心の癖や安心ポイント)。太陽は一生をかけて追い求めていく目標。踏み出すには、かなりの勇気が必要です。そのため、誰もが一度は否定するんですね。

ですが、いつまでも見ないふりを続けていると、向き合わざるを得ないような状況に出くわします。俗にいう「軌道修正」ですが、それの一歩手前のサインが自分(太陽)の影との出会いというわけです。

友人や私は、嫌いな人物を通して自分らしさを見つめていたんですね。

あなたは磨かれる前の原石なのだ。

もちろん、苦手な人全てが当てはまるとはかぎりません。ただ、負の感情をくすぐられるような相手には、自分の心を見直すためのヒントが隠れてあることが多いです。どうでもいい人には、何の感情も湧きませんからね。

以下、全ての星座の裏側の特徴です。もっと細かく見たい場合は、アスペクトサビアンシンボルを調べてみてください。
(太陽星座は、みなさんが知っている星占いのあの星座です)


牡羊座……短気でけんかっ早い。自分の意見が一番だと思いこんでいる。

牡牛座……頑固。自分のペースを意固地なまでに守る。

双子座……一言多い。誰に対しても調子がいいことを言う。

蟹座……排他的。仲間以外には冷たい。(殻に閉じこもることから)引きこもりがち。

獅子座……自己顕示欲が強い。注目を得られないと機嫌を損ねる。悲劇のヒーロー/ヒロインぶる。

乙女座……口うるさい。策士。もしくはシンプルに意地悪。

天秤座……八方美人。優柔不断。怠惰。

蠍座……嫉妬深い。異常な執着。

射手座……軽薄。デリカシーがない。悪い意味での気楽さ。

山羊座……モラハラ気質。出世のために相手を蹴落とす。

水瓶座……周りの空気を読まない発言。浮いた存在。無関心。

魚座……一体感の押しつけ(みんなが我慢しているんだから、我慢しろ等)。繊細すぎる。被害者意識が強い。


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さて、いかがだったでしょうか。自分が使っていない天体は、周りの人間関係に現れるという説、西洋占星術ではけっこう有名です。中でも太陽は自ら光を発する天体ですから、強烈な形で気付かせてくれることが多いです。

避けては通れない人間関係について、煩わしく思う時もあるでしょうが、一度向き合ってみるのもいいかもしれません。そこにはきっと、あなたがどこかに忘れてしまった宝物が眠っているはずです。