ほうき星を追いかけて

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【占いメモ】「風の時代」の足音


まるで春の訪れを示すかのように


こんばんは。

今日はゆるっと雑談回です。「風の時代」について、美化された情報ばかりが出回っているということを以前の記事でお話しいたしました。

wakaba-star26.hatenablog.com

まあ、美化というより、長所だけが認識されているといった方が正しいでしょうかね。輝く楽園はおとぎ話か、人々の記憶の中にしか存在し得ませんから。どの時代にもいい面と悪い面があるものです。

目下のところ、私たちが確認できるのは「地の時代」の体制が少しずつ変わりつつあるということ、それだけです。雪の中に潜んでいるフキノトウのように、はっきりと見えるわけではないけれども着実に進んでいる。そういった小さな変革の芽を、最近はそこここで見かけるようになりました。

例えば、王室や皇室の結婚事情。少し前にノルウェーの王女様が自称シャーマンの男性と婚約しましたね。イギリスではヘンリー王子夫妻が王室を離れ、我が国の(元)プリンセスはアメリカに渡りました。いいか悪いかはこの際置いておくとして、私はこれらの出来事に(占星術的な)時代の流れを感じ取ったのです。とうとう地の時代の象徴たちが自ら変化を起こし始めたか、と。

断っておきますと、王室が山羊座的だと言い切れるわけではありません。違う視点では蟹座的であるとも言えますし、それぞれの王室や皇室によって成り立ちが違いますから。ただ、地の要素を代表する存在であることは間違いないと思います。山羊座の頂点といえば政治家ですが、昔は王族が政権を握っていましたからね。

余談ですが、イギリス王室は"the firm”(会社、事務所)と呼ばれることもあるそうです。「私たちは家族ではなく、会社だ」というセリフが『英国王のスピーチ』にもあった……らしい(確か一度だけ観たはずなのですが覚えていない)。彼らの姿を見ていると、タロットカードのペンタクルの10を思い出します。裕福さ、繁栄、家族を表すカードで、ペンタクルは地のスートです。



身近な話題だと、エンタメ業界にも波がきていますよね。今や一般人が一夜にして成功することは珍しくありません。置かれた場所で咲くことができなくても、まるでたんぽぽの綿毛のように別の所へ移動することができる。風の軽やかさがあるからこそ実現できることです。

私のお気に入りのアーティストの中に、「Stray Kids」という男性アイドルのグループがあるのですが、一人のメンバーが面白いことをおっしゃっていました。

「Stray Kidsの曲は少しマニアックだ。一般的ではない。僕たち自身もそう思っている。(中略)時代ごとに大衆が望むジャンルは変わっていくが、一つの基準を持った音楽でそれに近づきたい」


一つの基準を持った音楽=独自のスタイルの音楽ですね。自分らしさを確立した上でそれに固執せず、流行りにも柔らかく対応していきたいと。まさに風の時代的な感覚ではありませんか。

実際、彼らは独特の世界観と幅の広い音楽性で人気を得ています。とはいえ、最初から注目されていたわけではありません。デビューしてから2,3年はそこまで話題に上りませんでした。ネットではJYP*1の失敗作とまで言われていたほどです。

それでも、彼らは自分たちのスタイルを崩すようなことはせず。結果、私のようにアイドルやK-popに興味のない人間までをも引きこむことに成功しました。個性を磨いたのですね。

私自身は多分、STAY*2ではないのですが……。ほら、アイドルを好きな方って、たくさんグッズを買ったりCDを積んだりするでしょう。メンバー同士の絡みやプライベートの様子などを気にしたり、スケジュールを把握していたり。そういったことはないのできっとファンではないのでしょうけど、お金は落とします。単純に彼らの作る音楽が好きで、応援したいと思っているから。

これが王道のアイドルだったら、興味を惹かれることはなかったでしょう。大衆受けが悪くても、個性を発揮していれば必ずファンはつく。そういった今時の在り方をStray Kidsさんは体現したのです。

youtu.be
(スキズの遊び心が感じられる一曲。サンタさんは悪魔説と自分たちの悪童ぶりをかけて歌っていますね。基本的に彼らは自分たちで曲を作っています)

ここでK-popに詳しい方ならこう思うでしょう。「事務所の力が大きいんだよ」と。話題性がないのにも関わらず好きなスタイルを貫けたのは、大手の事務所に所属していたから。つまり、派手に売れなくても見守るだけの余裕が事務所にあったからこそ彼らは成功できたのだと。確かに間違ってはいません。

でもね、私が思うにこういったことは大手こそ始めるべきなんですよ。影響がでかいですからね。有名どころが売り方を変えれば、自ずとその世界の雰囲気は違うものになっていきます。これはK-popに限らず、全ての分野において言えることです。ただ、その流れが上手くできていないから、小さな革命が起こりつつあるわけで(山羊座冥王星水瓶座の動き)。

これからは百花繚乱の時代がきますから、山羊座的な組織はその流れに上手く乗らなければなりません。文章で読むと重たいですが、そう難しいことではないはずです。地の時代にも風の時代の生き方を選んでいる人がいたのですから。同じ要領で、風の時代でも地の時代の在り方を引き継ぐことはできるはず。

ただし、時代の空気と折り合いをつけることができるならば、の話ですが。今までのやり方にこだわっていると確実に潰れます。

特に昔ながらの制度に縛られているところはしんどそうですね。田舎の企業だと、SDGsや多様性の社会はまだまだ遠い夢だったりします。都会の会社はどうなのでしょうか。やはり、美しいのは表向きだけなのかな。

停滞しているように見える世の中ですが、変化の波はひたひたと迫りつつあります。





私は3rachaのユニットが好きなのですが、あのゴリゴリのラップがたまらないんですよね。

スキズ全体だとユーモアのある歌詞なのに、3人になったとたんお口が悪くなっちゃうあの感じ。嫌いじゃないです。

なお一番好きな曲は、大衆的とも言える「Silent Cry」です。歌詞も素敵だけど、何よりメロディが心地いい。

youtu.be

そういえば昨日、「Time out」が公開されていましたね。誕生日に曲をプレゼントするだなんて、バンドマンの彼氏みたい。ファンの皆様は幸せ者ですね。STAYちゃん、お誕生日おめでとう。


wakaba-star.stores.jp

*1:JYPエンターテイメント。SMエンターテイメント、YGエンターテイメントとともに韓国の三大芸能事務所としてよく知られている。所属アーティストにTWICEなど。

*2:Stray Kidsの公式ファンクラブ名