ほうき星を追いかけて

星のこととか、日々感じたこととか、いろいろ。

もっとも優しい復讐の方法


早いとこ忘れて幸せになろう


暑さと気だるさで更新が途絶えがちなこの頃。

去年の自分は何を書いていたのだろうと思い、こよみモードを使って見てみたら、なんとまあ物騒なタイトルだこと。あなた、「人にしたことは必ず返ってくる」ですって。どうやら、その記事を最後に11月まで失踪しちゃってたみたい。怖いわあ。夏だわあ。稲川淳二さんもびっくりですよ。
(怖いな~。怖いな~)

wakaba-star26.hatenablog.com

この記事でも軽く触れた通り、私自身は因果応報を信じています。実際に体験しましたし、周りの人たちからもそういったエピソードを聞きますのでね。ですから、理不尽な思いをしたとしてもあまり深く考えずに流します。私が手を下さなくても、回りまわってその人に辿りつきますから。嫌なことはとっとと忘れて、おいしいおやつを食べるにかぎる。

チョコレートは最高のおやつです。

でね、お読みになっている方の中には、「チョコなんかどうでもいいわ。あいつのことが許せん! 」とふんすふんすしている方もいらっしゃると思うんですね。別に悪いことではないです。むしろ、手放しで許せることの方が稀でしょう。いじめられただとか、裏切られただとか。私だったら絶対に許しませんよ。キリスト教徒じゃあるまいし。

「互に情深く、あわれみ深い者となり、神がキリストにあってあなたがたをゆるして下さったように、あなたがたも互にゆるし合いなさい。」

エペソ人への手紙4章32節


ただ、上記で書いた通り忘れる努力はしますね。嫌な思い出が早く薄くなるように、自分の意識を違う方向に持っていきます。それも、「忘れよう」と思って行動を起こすのではなくて、目の前のことーー。できるのならば楽しいことに没頭します。趣味に勤しむ。友人とお酒を飲む。あるいは素敵な人とデートをする、といったように。

「それができたら苦労せえへん! 」という荒々しい声が返ってきそうですが、怒りたければ怒ってもいいんですよ。ひとしきり枕を濡らしたってかまわない。だけど、いつまでも苦しい過去の中に囚われているのは辛いんじゃないかなと。何より、あなたの人生がもったいない。

自分のことを傷付けた相手に、貴重な時間を割く必要はないです。ましてや、やり返すために人生を捧げようなんて絶対に考えないでください。復讐したいと思うのは自然なことですし、なんならその計画を立てちゃってもいいとは思いますが、実行には移さないことです。そんな価値はないですから。これから訪れるかもしれない喜びや、ささやかな幸せを犠牲にしてまで取り組むことではありません。

それでも気が済まないという方は、どうか幸せになって下さい。それが最大の復讐になります。

ねえ、よーく考えてみて。されたことにいつまでも目を向けているだなんて、相手の思う壺でしょう。その当時、あなたが傷付くのを見て楽しんでいたのだから(時と場合によりますが)。そんな人のことなんぞ、さっさと忘れて毎日を楽しむに限ります。

「幸福に暮らすことが、最高の復讐である」

スペインの諺


とはいえ、受けた傷の深さによっては簡単に忘れられない場合もあると思います。嫌な思い出がフラッシュバックしてしまうこともあるでしょうし、この記事に配慮の無さを感じてしまうほど、洒落にならない経験をされた方もいるでしょう。そういった方に優雅に生きろとはいいません。どうか、ご自身の傷を癒すことだけに専念してください。

けれどもし、過去に囚われることにうんざりしているのなら、勇気を出して一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。人生の主導権はあなたの手にあります。きっと、あるはずです。

幸せな日々を送ることこそ、最大の復讐になります。