ほうき星を追いかけて

星のこととか、日々感じたこととか、いろいろ。

(遅ればせながらの)蟹座新月

(※ちょっとしたミスで予約投稿ができていませんでした。旬の過ぎた話題ではありますが、それでもいいよという方はお読みください)

こんばんは、わかばです。

昨日は蟹座新月でしたね。月のホームグラウンドである蟹座。密な空気と温かさ、若干の不安定な要素を含む星座にスポットが当たっています。配置もまた偏っていて、他者との関わりに重きを置いているーー。あえて言い方を悪くするならば、他人に流されてしまいそうな新月図でした。

サビアンシンボルのみに焦点を当てますと、模倣、それから密な関係を作り上げることは蟹座の得意分野です。組織のような、いわゆるピラミッド型の集団は山羊座の管轄にありますが、仲間内での集まりは蟹座が担当しています。イメージとしては、中学生の子たちが仲良しグループを作っているような感じ。今回の主役は、服を着た(=人間の模倣)うさぎたちです。月とゆかりのある多産のシンボルですね。それらが行進をしています。

蟹座8度 「パレードをする服を着たうさぎたち」

これは楽しんでいるのか、それとも集団の中で模範的な行動をとっているのか。読む側の視点によって変わりますね。

個人の流れとして読むのなら、これほど楽しい新月図は他にないでしょう。ある種のお気楽な態度によって失敗する可能性、土足で相手の心を踏みにじってしまうような浮ついた雰囲気があるものの、大抵の場合は上手くいくはずです。挨拶を交わす程度の仲から一歩踏み込んだ関係へ(Asc天秤座からMc蟹座の流れ)。また、水星や金星の様子から、興味は外にあってとにかく人と交流したい。そういった願望が垣間見えます。

ところが、これが大きな流れだとどうなるか。非常に優柔不断な顔が現れてきます。

先ほども申し上げた通り、今回の新月図の配置は偏っています。主体は外に流されやすい状況にあり、また、興味や関心もそこに留まっている。にも関わらず、彼らは内側に目を向けなければなりません。そう、何となく強制的な香りがするのですよ。あくまで私が感じ取った限りではの話になりますが。

ここでAscに目を向けてみましょう。サビアンシンボルは天秤座9度、「アートギャラリーに飾られた3人の巨匠」。華やかかつ洗練された雰囲気、それからにじみ出る権威性といったところでしょうか。3つの顔は成熟した彼らの姿と天秤座の柔軟性を表しているようにも思えます。

一方でMcは蟹座10度、「完全にカットされていないダイアモンド」です。美しいサビアンシンボルですが、どこか粗削りな印象がありますね(実際にはまったく削られていないのかもしれません)。ただただ、大きな可能性と希望が転がっている。言い換えれば、作りこまれていない=計画性がないとも取れます。

そこで、最初に紹介した新月サビアンシンボルですよ。うさぎたちは喜んでいるのか?それとも同調しているのか?外側に大いなる関心を持ち、完璧な顔を保つことを望みながら、内側を曖昧にする主体に。

……曖昧は言い過ぎかもしれませんね。でも、おざなりにされているような感覚が否めないんです。それくらい、外面が良すぎる(笑)

とまあ、だいぶ捻くれた視点ではありますが、私が読み取れたのは以上になります。個人としては楽しそうで何よりですね。大きな流れをどう捉えるかは、皆様のご想像にお任せいたします、ということで。

それでは、実りある一日をお過ごしください。




追記:逆行中の冥王星が4室(蟹座のナチュラルハウス)にいらっしゃるのもまた興味深いですね。彼は何に対して見直しをするように圧をかけてきているのでしょう。