ほうき星を追いかけて

星のこととか、日々感じたこととか、いろいろ。

お気に入りの空間を作って、過去に戻る

f:id:wakaba-star26:20220304231907j:plain

月の引力をいい方向に使おう。


最近ガス欠気味になっております。わかばです。こんばんは。

ということで、今日こそ短文にします!
このブログで散々扱ってきた、月に目を向けてみましょう。

月は不安定な天体です。他の天体のように、手をかけたからといって成長が見込めるわけではありません。しかし、上手く扱えば心を癒す鍵となってくれます。

キーワードは「記憶」と「好きなもの」。

占い好きの方は、タロットのカップの6をイメージしてみてください。あれを現実に落とし込むのです。
私は自分の部屋の一角に好きなものゾーンを作っています。そうすることによって、自分の月を解消しているのです。例えば、こちら。

f:id:wakaba-star26:20220304231933j:plain

このぬいぐるみは、私が幼いころ、祖父が出張の際に買ってきてくれた物です。
「お土産は何がいい? 」に対して、「ピンクのプードル! 」と答えたのですが、まさか本当に買ってきてくれるとは思いませんでした。年代物なので耳が少し汚れています。私の一生の宝物です。

他にも色々とあって、こちらも祖父に買ってもらったものです。

f:id:wakaba-star26:20220304232008j:plain

サイコロだけを扱っているお店で手に入れました。一部を瓶に入れて飾っています。一番のお気に入りは別にあって、小さなサイコロだったのですが、何を思ったのか鼻の奥に詰めてしまい……(3歳の時だったと思う)。それ以降、行方不明になっています。病院で取った時に捨てられちゃったのかな。

f:id:wakaba-star26:20220304232030j:plain

こちらは、博物館で祖母に買ってもらったもの。恐竜が大好きだったのです。一番の推しはトリケラトプスで、理由は「草食恐竜なのに攻撃する術を持っていたから」。

なお恐竜の代名詞ともいえるティラノですが、当時は大嫌いでした。肉食恐竜は悪者に見えたからです。「ジュラシックパーク」の影響は大きく、アメリカには恐竜がいるのだと本気で信じていました。大きくなったら、本物のトリケラトプスに会いに行く。そう母に宣言したのを覚えています。

その夢は、6歳に潰えることになるのですが……。

f:id:wakaba-star26:20220304232054j:plain

最後はこちら。私の人生を変えた一冊です。

初めて読んだ時は、正直あまりピンと来なかったのですが。大きくなって、買い直してからはバイブルとなりました。書かれた時代が時代なだけに、インド人に対して差別的な表現がありますが、それ以外は素敵な作品です。

私は田舎生まれのド田舎育ちなのですが、幼い頃は祖父母の家に住んでいました。そこのお庭がちょうど、この作品に出てくる花園のようだったのです。様々な花が季節ごとに咲き、それだけでなく、色んな果物が実っていました。

苺、ブルーベリー、さくらんぼ。庭の裏の方にはミカンの木がいくつかと、柿の木がありました。確か梅の木もあったと思います。その奥は、お隣さんのキウイ畑に続いていました。めちゃくちゃ吠えまくる犬が二匹いて(柴犬とビーグル、忘れはせん)、怖かったのを覚えています。

大人になった今、過去のあの暮らしは憧れになっています。梅干しを仕込んだり、ジャムを作ったり。よもぎやわらび、つくしを取りに山の土地へ出かけ、秋には栗を拾う。

さすがにあれだけの土地を購入することはできないので、栗は諦めるしかないのですが……。いつか小さな家を持ちたいと思っています。バラやハーブを育てたい。都会の洗練された女性になりたかったのですが、この人生では憧れで終わりそうです。来世の自分に期待しようっと。

とまあ、過去の思い出をつづりましたが、これが月の持つ記憶です。もちろん、人によって内容は変わりますけどね。たまにはノスタルジーに浸るのも悪くはないですよ。ちょっとした気晴らしになります。

……本当は好きなものを共有したかっただけです。はい。

人間ね、疲れると過去のことを話したくなるものなのよ。

さて、あなたのお気に入りは何ですか?