ほうき星を追いかけて

星のこととか、日々感じたこととか、いろいろ。

ちびロボをご存知ですか

ゆ、指が疼く……っ!

こんばんは、わかばです。休日はブログを書かないことにしているのですが、欲求に逆らうことができずにログインしてしまいました。アウトプットしたい。猛烈にアウトプットしたい。どんな下らないことでもいいから、形に残しておきたい気分です。この発作って何なのでしょうね。書きたくない時は、本当に書けないのに。

せっかくの休日ですから、大好きなゲームの話をします。この度、私のDSが昇天いたしました。正確にはL/Rボタンが壊れただけなのですが、そこが使えなければほとんどのゲームに支障が出てしまいますので、お亡くなりになったも同然です。DSLiteからDSiに替えて14年、よく頑張ったと思います。お疲れ様でした、と声をかけてあげたい。

DSi、きっと子どもたちは知らないでしょうね。今はSwitchの時代ですから。かろうじて3DSの存在を知っている子がいるくらいでしょうか。

友だちと貸し借りをして色んなソフトをプレイしましたが、その中に印象深いものがあります。

コアすぎる名作、「ちびロボシリーズ」。



刺さる人には刺さるゲームですね。

最初のちびロボ作品は、ゲームキューブのソフトととして発売されたようですが、私がプレイしたのは「咲かせて!ちびロボ! 」からです。何年後かに発売された「おかえり!ちびロボ!ハッピーリッチー大そうじ! 」とともに、数年に渡ってかなりやりこみました。

作品の特徴についてですが、タイトルごとに色が違います。例えば、「ハッピーリッチー」。シリーズ3作目にあたりますが、生活の豊かさに視点が置かれています。お家をきれいにしながら、同時に生活水準を上げていくことも意識しなければなりません。労働の楽しさと、人間ドラマを味わうことができます。どちらかというと、原点回帰型の作品ですね。

思えば、賭け事の恐ろしさを知ったのはこの作品ででした……。

youtu.be

一方で、2作目の「咲かせて」は公園の復興を目標にストーリーが進みます。私が「咲かせて」を初めてプレイしたのは9歳の時だったと思うのですが、ちょうどその頃から「地球温暖化」というワードをよく耳にするようになりました。お花を咲かせて、荒れた公園を緑でいっぱいにする。当時の社会の関心が反映されていますね。

その他にも「実写でちびロボ! 」や「なげなわアクション!ぐるぐる!ちびロボ! 」などがありますが、私のお気に入りは2作目と3作目です。特に「咲かせて!ちびロボ! 」は大好き。お花たちが可愛らしいから。

水を与えられて開いた花たちは、真っ白な花弁を持つ子ばかりです。ちびロボがダンスをしてみせることで色づき、蕾となる種を飛ばすのですが、これがなかなか難しい。ダンスが下手だと色がつかないんですよ。種の数も少なくなってしまいます。

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ちびロボにとって、蕾が少ないのは死活問題です。なぜなのかは……、ぜひプレイして確かめてみてください。Amazonで9400円で売っています。うーん、お高い。古いソフトだからかな。

子ども向けの作品なので、そんなに複雑なストーリーではありませんが、色々と考えさせられます。

・この地球に、ゲームに出てきたような「タウン」はたくさん存在するはず。では、一体どれほどのちびロボが必要なのだろう。
・ちびロボはいつまで働くのだろうか。
・そのハッピーは、誰の幸せ?
・彼が働いたところで、本当に人は幸せになれるのか。

子どものころ、ぐるぐると頭を悩ませた記憶があります。素直に楽しめばいいのにね。

咲かせて!ちびロボ! 」と「おかえり!ちびロボ!ハッピーリッチー大そうじ! 」。社会的な幸福と個人の幸福に焦点を当てた作品です。どちらも、現代に生きる人間にとっては大事なもの。これを機に、プレイしてみるのもいいかもしれません。
DSi、壊れちゃいましたが……)

古いゲームも悪くないものです。




こちらのちびロボシリーズ、開発元のスキップさんが潰れてしまっているせいか、新作が出てきません。もっと影響が大きければどこかが引き継いでくれたはずなんですけどね。あんまり脚光を浴びていないんです。神ゲーだと思うんだけどな……。

任天堂さん、何とかしてください!(無茶ぶり)