ほうき星を追いかけて

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双子座新月、ざっと読み


変わりましょう。軽ーい姿勢でね


こんばんは、わかばです。

今日は双子座新月ですね。5月では2回目の新月です。日食と月食があったことを踏まえると、今月の空模様は濃いですな。それでこそ、読み応えがあるというものです。が、今日は急いでいますので、駆け足で進みます。

ざっとまとめますと、今回の新月は「動きたい欲」に揺さぶりをかけてきています。双子座は好奇心旺盛で、移り気な星座。その支配星は水星で、現在は逆行中です。水星逆行といえば情報の乱れが有名ですが、過去を振り返るという意味もあります。我らが空の主君、冥王星が逆行していることからも、後者の意味が強まりそうな気配がしますね。忘れていた何かに火がつきそうです。

とはいっても、人の絆が強くなるわけではなくて。例えば、復縁などを期待する場合には微妙な配置です。水のエレメントが少ないのでね。水はタロットのカップと同じで、情緒を表しています。それがないとなると、ロマンティックな空気は生まれにくいかなと。

一応、海王星魚座にいますが、この取り合わせが後押しになるのかというとイマイチです。夢だけが膨らむ感じかな。新月図全体に言えることですが。

水星と冥王星(ともに逆行中)と海王星とで、小三角ができています。過去から気付きを得るにはピッタリかもしれません。ただ、人との関係だとは思いにくいですね。どちらかというと、興味があったけれど手をつけていなかった分野や、新たな学びといった感じ。

他に目立った配置といえば、火星と木星の合がありますね。牡羊座火星の混じりけのない勢いに、さらに拍車がかかっています。火星木星合が起こっているのは3ハウス、双子座のナチュラルサインですから、双子座が意味することーー。例えば、コミュニケーション、初歩的な学び、変化に富んだ好奇心ーー。などに目が向きやすいでしょう。

学びに対して貪欲な配置のように見えますが、考え込むような静けさはありません。軽やかにいきましょう、といったところですね。まさにさらっとした双子座らしい新月図だと思います。

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さて、サビアンシンボルに目を向けてみますと、新月が起こっているのは双子座9度です。サビアンは基本的に繰り上げて読みますので、この場合は双子座10度。「落下する飛行機」が今回のテーマになります。

字面だけを見るとヒヤッとしますよね。ですが、安心してください。こちらは双子座のシンボルです。飛行機を操縦するのは熟練したパイロット、それも優れたエンターティナーであるパイロットです。チャレンジ精神と双子座の鋭い知性で、地上にいる観客を楽しませます。

「忘れ去っていた理想へ、もう一度目を向ける」。個人に影響するものとして考えるならば、この解釈が妥当かなと思います。風のようなステップで、しかし情熱的に変化を求める。火星木星サビアンを読むと、より解像度が上がります。

まとめに入ります。全体に目を向けますと、1~5ハウスに天体が偏っています。求める変化は、外側より内側に現れる可能性が高いです。これは多分、視点を大きくしても同じで、例えば国なら、基盤を支える国民に変化が起こるでしょう。あるいは、変化を起こしたいという願望が生まれるか。水星ー海王星木星の並びを見ているとそちらの可能性の方が高いと思います。

以上、新月図をざっと読んでみました。双子座新月の熱気をはらんだ新しい風。ぜひ堪能してみてください。