こんばんは、わかばです。
今日は西洋占星術の基本について、書いていきたいと思います。
星座占いってありますよね。やぎ座生まれの運勢は?とか、テレビや雑誌などで特集されているアレです。
誰もが一度は、目にしたことがあるのではないかと思うのですが、どうでしょう。あれ、当たりますか?
私の予想だと、ほとんどは当たってないんじゃないかなぁ、と。
じゃあ、星占いは偽物なのか?と問われたら、それがそうでもなくてですね。その日の運勢に対して、順位がつけられているのにもちゃんと理由があるのです。
では、なぜ当たらないのかというと、一つは簡略化にあります。
例えば、西洋占星術を学んでいる人が、「おとめ座」というワードを聞いた場合。
太陽がおとめ座にあるのかな。
いやいや、月の場合もあるぞ。
MC?それともアセンダント?
他の天体が、おとめ座にいるのかも……。
と、様々な考えが頭をよぎります。
ひと口におとめ座といっても、色々なおとめ座があるのに、星座占いではたった一つの形でしか表現されていないわけですね。
太陽星座ですら、同じものでも性格が30通りはあるのに、みんなが同じ形に当てはまるなんてありえないです。ましてや、そこにハウスやアスペクトが絡んでくるのなら、なおさらのこと。
さらに、星座占いが当たらない理由としては、扱っているものが太陽星座だからというのもあると思います。
西洋占星術をご存じでない方は、「どういうこと? 」となるかもしれませんね。
まず、西洋占星術は、個人のホロスコープを読み解く占いです。
ホロスコープは出生図のことで、簡単にいえば、あなたが生まれた時の天空の状態はこうだったよ、というのを地球視点から見つめた図のことをいいます。
(だから、出生時間や出身地などの細かい情報が必要なわけです)
その時、主に見る天体は10個。
月、水星、金星、太陽、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星です。
これ、それぞれに星座があるんですよ。ね、意味が分からないでしょう。(笑)
だから、人によっては同じかに座さんでも、
「太陽と金星がかに座だよ」
という人がいれば、
「太陽はかに座だけど、金星はふたご座です」
という方もいらっしゃるわけです。
星座占いで扱っているのは、太陽の星座。これがなぜ当たりにくいのかというと、そもそも太陽が、性格を表す天体であるとは言い切れないからなんですね。
西洋占星術において、太陽は目標を表しています。人生においてこれを目指そうねという、いわば一つの課題です。
人によっては、一生をかけて追い求めていくものでもありますから、元から自分に備わっていない要素であるとも言えます。
ですから、「私はやぎ座だけど、別にお堅いわけじゃないし」という状態になりやすいんですね。逆に、太陽を使いこなしている方からすれば、当たっていると思うことが多いでしょう。まあ、それもハウスやアスペクトに左右されてしまうわけなんですけど。
そんなわけで、女の子たちから、
「私、しし座だけど当たってないと思うんだよね。だって、目立つの嫌いだし。リーダーシップとか取れないし」
といった声を聞くたびに、いや間違ってないよと心の中で思っている次第です。
口には出しません。占いって、人を選ぶから。
いきなり星の(しかも神話をからめた)話をする人って、怖いでしょ。
スピ系がお好きな方は、お気をつけてくださいね。うさん臭い分野なのに、なぜか人に広めたがる人が多いような気がしますから。
趣味の押しつけはよくないね。
というわけで、星座占いは当たりにくいよって話でした。
あ、占いなんかインチキだ!って人はスルーでけっこうですよん。
(最後になっていうやつね)