呼んだ?
おはようございます。
最近思うところがありまして、タイトルをご覧になって頂ければ分かると思うのですが。
(思う思うばっか、言ってるね)
「ごめんなさい」が言えない人って、人生において必ず致命的なミスを犯してますよね。
まあ、私のことなんですけれども。
バイト時代、ミスした経緯をまくし立てて、
「いや、それは分かったけどさ。まずは『すみません』が先でしょ。それを言わずして、言い訳ばっかり並べるの、人としてどうかと思うよ」
と、正論をかまされたことがあります。
いや、ショックだったな。
何が衝撃的だったかって、悪口言って盛り上がっているような人に、人間性について語られたことですよ。
もう二度と、ミスはしまいと心に誓いましたね。
今の話を読んで、
……あれ、なんか違うよね。
そうお思いになったあなたは、人として正常な方です。おめでとうございます。
私は性格はアレなんですけど、間違い探しは得意なんでね。
自分の思考に妙な引っかかりを覚えたわけです。
それで、なぜ自分はこんな風になってしまったのだろう。と真剣に考えてみたんですね。
一つは、まあプライドが高いから。
いらん自尊心です。臆病な自尊心と尊大な羞恥心ですね。
(李徴かな)
もう一つは、過去のトラウマが起因しているんじゃないかと。
私の母は感性に富んでいるタイプでして、何かが起こった時には、理論よりもまず感情!なんですよ。
ですから、怒る時はもう、夜の女王か?っていうくらいの勢いでくるんですね。
youtu.be
(ルチア・ポップさんの歌い方もいいですよね)
子どもからしてみれば、何が嫌だったのか。何が原因で、こういった態度をとったのか。それを理解してほしくて、一生懸命に話しているのに、
「うるさい。屁理屈をこねるな。言い訳するな」
と、頭ごなしに怒鳴られるともう、意気消沈してしまいますよね。それで殴られでもしたら、反論する気すら失せてしまいます。
そうなると後は、ひたすら謝るしかなくなるのですが、
そこで言われるのが、
「あんたの『ごめんね』には、誠意がない」
です。そりゃそうですよね。謝りたいなんて思ってもいないんですもの。(笑)
かといって、だだをこねていたりすれば殴られるし、
黙っていれば、
「何か言わなきゃいけないこと、あるでしょう」
ですからね。あとは、繰り返しです。何の拷問かと。
誤解してほしくないのは、母に怒っているわけではないということです。それについては話し合いましたし、過去のことですから、怒りをほじくり返しても意味がありません。
注目するべきなのは、トラウマについてです。
まるで恐怖のアファメーションを唱えるかのように、延々と謝罪を口にし続けた私は、いつしか「ごめんなさい」という言葉が嫌いになっていきました。
謝るのは負けを認めた証拠だ。
こっちから折れるのなんて、ダサい。
もはや、その考え方自体がダサいんですけどね。自分の非を認めることができるのって、成熟した大人の証ですから。
その点、私はいまだに幼いままだったということです。
トラウマって根深いですね。
まあ、怒られたのはずっと前のことだし、癖を直すチャンスなんてたくさんあったはずですから、結局は言い訳に過ぎないんですけども。
……ってまた、言い訳かい。
ともかく、謝ることに抵抗のある方は、自分の過去をふり返ってみてください。何か気付きがあるかもしれませんよ。
私も気付いてしまった以上、これからは言い訳ができませんので。(笑)
謙虚に頑張っていきたいと思います。