ほうき星を追いかけて

星のこととか、日々感じたこととか、いろいろ。

蟹座新月と月の欠損に対して思うこと

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こんばんは。

昨日は蟹座新月でしたね。ホロスコープをざっと読んだところ、目標を立てるのにはいいタイミングだと思いました。相変わらず土星さんの睨みはきついですが、今回は上手く利用できそうです。なんとなーく、楽しみに制限がかかっているような気はしますけどね。まあ、こんな情勢なら仕方ないか(それにしても、最近の不動宮さんたちはしんどそうです)。

できる範囲でいいので、自分のやりたいことに向き合ってみましょう。小さな喜びが好機に繋がる時です。

キーワードはリラックス。蟹座ですから、自身にとってくつろげる居場所を見つけることがポイントです。あなたはどうしたいのか。どう生きていきたいのか。お家でミルクティーでも飲みながら、よくよく考えてみてください。

さて、新月の話をしたところで、もう一つ月関連の話題を。前々からチラッと書いていた、月の欠損についてです。

月の欠損説とは、言わずと知れた西洋占星術界の大御所、マドモアゼル愛先生が唱えられた説です。

簡単にいうと、月星座は嘘の自分の姿である、ということですね。月は親に刷り込まれた仮のイメージであって、本当の自分は別(太陽)のところにあると。

詳しくはこちら↓

ameblo.jp


これね、正直うまく書ける自信がありません。笑

意欲はあるんですけどね。何かこう、確信が持てないんですよ。曖昧な思いつきがあるだけで、はっきりとした形にはなってないというか。これも月がなせる技なのでしょうか(いいえ、単なる語彙力の不足です)。ですから、この先は読みにくくなると思います。まとまりのない記事になりますが、それでもよろしければ、どうぞ。


結論から言うと、月の欠損説には賛成です。

私自身、月星座には常に疑問を持っていました。西洋占星術に触れるきっかけになった月ですけども、どうも納得がいかない。

無意識や欲求、幼い頃の記憶を表している。これに関しては理解できます。妻や母親の象徴である。これもまあ、そうだとは思う。けれど、素の自分であるという説明には……。素直には頷けないかな。理由は単純です。当たっているとは思えないんですもの。

とはいえ、まったく要素がないわけではないんですよ。ふとした言葉や行動に、月らしさは滲み出ているんです。ただ、あまりポジティブなものではないですね。自分でも、他人でも。私自身でいえば、意地悪な批判に乙女座らしさが宿っていたし、月蠍座の母はどこか束縛を好む面がありました。月魚座の友人は自身の優柔不断さに悩んでいます。どれも、その星座の短所ばかりが目について見えるんです。不思議なことに。

幼稚な感覚を無理に使おうとするから、そういうことになるのかもしれません。

マドモアゼル愛先生は、『月の教科書』の中でこう語っています。

「月の衝動によって動くと、私たちは独特の感情や思いを刺激されます。それは、決して前向きな気持ちとは違い、反対のものです。自己嫌悪、憂鬱、脅迫感などを伴っています。月によって、私たちは常にそうなるようにと、脅迫されているのです。」
マドモアゼル愛『月の教科書』(株式会社星と森、2018年)8ページ

幼い頃、周囲との関係によって植えつけられたイメージの中で生き、なおかつこういった負の感情を感じやすいとなれば、星座の特徴が短所として表れるのも無理はないと思います。

それにしても、さすが愛先生ですね。月が示す曖昧な事柄を、しっかりと文章にまとめていらっしゃる。たゆまぬ努力と経験があってのことだとは思いますが、きっと、星と通じ合っているのでしょう。

私だったら、「月はアカンやつ」で終わらせますよ(アカンって気付くことができたのも、この欠損説のおかげですしね)。

個人的には、そうダメージはないんですけどね。月の欠損説。愛先生が発表なさった時には賛否両論巻き起こったそうですけど、それは欠損というワードが衝撃的だったからじゃないかなと思っています。実際、この言葉が独り歩きしている感じは否めませんし。

欠損は欠損だけれども、そのままで終わらせてはいけないんですよ。ここら辺は愛先生のブログを読んだり、『月の教科書』の頁をめくってみれば分かります。

それにね、皆さま薄々気付かれていたんじゃないですか。

だって、よ?年齢域0~7歳よ。

どうやったって、成長するわけないじゃんか。

youtu.be
(フルートの低音って綺麗ですよね。この曲、かなり難しいですけど)

幸福感はもたらしてくれる(ように感じる)かもしれませんけど。能力としては使えないと思います。少なくとも鍛えられるものではない。あえて才能としてみるのなら、人気運かな。広く浅くのものではありますが、大衆を魅了するのにはもってこいです。それ以外はあくまで、感情。個人が潜在的に持っている原始的な欲求であり、無意識に存在する強迫観念です。

月が求めるものを、月のやり方で埋めていくのは至難の技だと思う(というか、できない)。

愛先生も『月の教科書』の中で書かれていますが、月は入り口です。だから、誰であってもその魔力からは逃れられません。誰もがみな、人生のどこかで月の欠乏に気付くのです。太陽獲得への道へと目覚めることができるのは、月の欲求があるからこそなのですよ。

ですから、月の欠損説には賛成しています。

とはいっても、このことで悩む必要はありませんよ。私たちには太陽がありますからね。

欠損を自覚することによって、痛みを覚える方もいらっしゃるでしょうが、代わりとなる才能は必ず存在します。自分のホロスコープを読み解くなり、占い師さんに鑑定してもらうなり、試行錯誤してみてください。具体的な方法を知りたい方は、月光反転法で調べるといいですよ。
(マドモアゼル愛先生が生み出した解決法です)


「あ、私はこうしたいんだ。けど、これって親が押しつけてきた理想像だよね。じゃあ、従う必要はないか」


これでいいんです。欠損があることで、わざわざ深刻にならなくてもいい。無いものに悩むなんて、それこそ月の思う壺だから。

それに、こんなことを言ってしまったら元も子もないんですけど、

7歳までの感覚はありますからね。

難しいことはできないかもしれないけど、ある程度のことはこなせるはず。

月乙女座さんでも、出したものを片付けるくらいはできます。

50万円くらいなら、月牡牛座さんでも貯めることができます。

本当に、人生は工夫次第で変わるんですよ。自分の意志さえあれば、ですけどね。

ですから、欠損にショックを受けている方は安心してください。大丈夫、始まりが少し痛いだけですから。太陽を獲得すれば、また別の才能があなたの強みになっていきます。

最後に。マドモアゼル愛先生は、月の願いを人類のために役立てるといいとおっしゃっています。幼い頃に見る幻想は純粋なものであり、その清らかさゆえに、月には集合意識に訴えかける力が十分にあるからだそうです。

では、月の願いは叶わないものなのでしょうか。

これについては、はっきりとした結論は出ていません。おそらく、マドモアゼル愛先生は叶わないという方向で『月の教科書』を執筆されています。月の見せるものは全てが幻であるから、実現しようがないというわけですね。

ですが、他の天体の力を借りたらどうでしょう。

個人天体を使いこなし、社会天体の援助を受け、トランスサタニアンの流れを読めるようになったら……?冥王星はエゴを嫌う星です。加えて、世代ごとに影響を与える天空の覇者でもあります。彼(もしくは彼女)の力を自由に使いこなすことができるようになれば、人類の流れに多大な影響をもたらすことができるのではないでしょうか。

月の願いが実現されるのは、ホロスコープ上にある全ての天体を扱えるようになった時ではないかというのが、私自身の推測です。
(そうなれば、人類は地球に留まってはいられないでしょうね)

以上、月の欠損話でした。長々とお付き合い頂きありがとうございます。

それでは、良い夜をお過ごしください。